こんにちは。
超個別指導塾まつがくの円山です。
もう間近に迫ってきている新潟県公立高校入試。残り期間は20日を切っています。
今回は受験を目前にして追い込みをかけている中学3年生のみなさんへ向けて、これから先の受験スケジュールの再確認をしたいと思います。
また、志願変更についてもお話していきます。
2021年 新潟県公立高校入試スケジュール
出願関係書類の受付:2月16日(火)~2月18日(木)午前11時
→ 2月18日の午後以降に倍率が発表されます。
志願変更期間:2月24日(水)~2月26日(金)午前11時
※中学校への申し出は学校ごとに早めの期限が設けられています。志願変更の可能性がある方は事前によく確認しましょう。
学力検査実施:3月4日(木)
学校独自検査実施:3月5日(金) ※定時制課程3月4日(木)
学力検査の追試験:3月9日(火)
学校独自検査の追試験:3月10日(水) ※定時制課程3月9日(火)
合格者の発表:3月12日(金)午後
※この後に、「欠員補充のための二次募集」や「新型コロナウイルス感染症罹患者等のための特別追試験」が実施されます。
志願変更について
志願変更は2月18日以降の志願倍率発表後、倍率をみたうえで一度だけ志望校が変更できる制度です。
受検する学校を変更するラストチャンス。
例年、最後の最後まで迷ってしまう生徒が出てきます。
そこで、志願変更に関わるポイントを紹介します。
志願変更のメリットとデメリット
メリットはより多くの情報から受検する学校を選べるということです。倍率という大きな情報に加え、2月の模試の結果を見て判断したいと考える家庭も多くあります。
デメリットはみなさん気にされることですが、志望校を変えることによってやる気が低下したり集中力が下がったりしてしまうこと。
入試までのラスト一週間で気が抜けてしまい、変更した安全圏の高校でも不合格になるというパターンも考えられます。
志願変更で後悔しないためのポイント
それは倍率が出る前に方針を決めておくことです。
倍率が発表されてから志願変更を中学校へ伝えるまでの期限は非常に短く設定されています。
一部の学校では翌日の金曜夕方までに申告するように決められているところもあります。
そんな状況では、十分に吟味する時間が取れず冷静な判断ができないかもしれません。
それに備えて「今」のうちにパターンごとの方針を決めておきましょう。
パターンごとの方針例
例えば次のような形です。
・第一志望の倍率が1.2以下ならそのまま第一志望を受検する。
・第一志望の倍率が1.2より高く、第二志望の倍率が1.3以下なら第二志望を受検する。
・第一志望の倍率が1.2より高く、第二志望の倍率も1.3より高いなら第三志望を受検する。
・私立入試で合格していたら倍率に関係なく第一志望を受検する。
※上記の数値はあくまで参考です。生徒それぞれの状況で変わりますので、わからない場合は学校や塾の先生にも相談しましょう。
事前に決めておくことのメリット
事前に決めておくことによって、志望校変更のデメリットである直前の志望校変更でやる気がなくなるということもある程度防ぐことができます。
倍率が出た時点を「いけるかな、どうしよう」と考えるのタイミングではなく、「ダメだったな、新しい目標に向けて頑張ろう」と切り替えるタイミングにすることができるのです。
”予想外の事態”を減らすこと
コツは、できるだけいろいろな状況を想定することで予想外の事態を減らすことです。
志願変更をする気がない方も、もし第一志望の倍率が1.5倍(=受検者の3分の1が不合格)だったら、と考えてみてください。
あるいは、2.0倍(=受検者の半分が不合格!)でも合格する自信はありますか。
覚悟を決めていたとしても、やはり動揺されるのではないかと思います。(多くはありませんが高校入試で普通科の倍率が1.5倍を超えることはあります。生徒さん、保護者様ともに大きなプレッシャーになります。)
「倍率が何倍でも第一志望を受検する」という方針が変わらなくても、事前に想定することで受検直前での精神的負担を減らすことができます。
方針をしっかり話し合っておくことで、志願変更をするかどうかの判断は早くできるようになります。
さらにいろいろな状況を想定することで倍率を見たときの動揺を軽減できる・志願変更によるやる気の低下を予防できるという効果もあります。
ぜひ今のタイミングにご家庭で作戦会議を開いてみてください。
最後に
どれだけ準備していてもいざその時になるとやはり不安にはなるものです。
まつがく生の皆さんは迷ったらいつでも教室の先生に相談してくださいね。
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