こんにちは。
超個別指導塾まつがくの円山です。
公立高校入試が半月後に迫ってきました。
今回は新潟県公立高校入学者選抜の2次募集についてお話しします。
関連して、私立の3月入試や公立の特別追検査についても触れていきます。
公立高校の2次募集とは?
正式には「欠員補充のための2次募集」といい、名前の通り、欠員が生じた(=合格者数が募集人数より少なかった、定員割れした)高校が追加で行う検査です。
【2次募集検査関連スケジュール】
一般選抜合格発表:3月12日(金)
対象学校・学科の発表:3月16日(火)午後2時
2次募集出願受付:3月18日(木)~3月19日(金)正午
※中学校への申請締切はこれより早く設定されています。2次募集への志願を検討している方は一般選抜合否発表後、すぐに連絡をしてください。
学力検査・面接等:3月22日(月)
合否発表:3月23日(火)
どの高校で実施されるの?
欠員が生じた全ての高校で実施されます。
募集人数は欠員数と同じです。
どの高校で実施されるかは例年の傾向からある程度予測可能ですが、例年欠員が出ている高校がある年は満員になったり、意外な高校で募集があったりということもよく起こります。(最近では平成30年に長岡高校で2次募集が実施されました。これは意外に思った方も多かったのではないでしょうか)
どの学校で実施されるか、募集枠が何人になるか、実際に予測できるのは倍率が発表された後になります。
2次募集へ志願できる条件とは
2次募集へ志願するためには、募集時点でどの高校にも合格していないことが条件になります。
例外として、合格しているのが「私立高校併願のみ」の場合は志願可能です。
ただし注意点があります。
私立併願合格者が公立2次募集へ志願する際の注意点
それは、私立併願の入学手続締切が公立2次募集の試験よりも前であるということです。
つまり、私立併願合格者が公立2次募集へ志願する場合の選択肢は以下のどちらかになります。
①私立への入学手続きをしない。(=入学の権利を放棄する)
②私立への入学手続きをし、その後公立2次募集で合格したら私立への入学を辞退する。※この場合支払った入学金は返金されません。靴は返品可能なので開封しないでおきましょう。
入学金を払うなら受検せずにそのまま私立へ通おう、と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
私立3月入試について
私立高校の中には3月に入試を行う学校もあります。
公立一般入試で不合格だった生徒はこちらを受験することができます。
具体的な試験日は高校により異なりますが、3月13日~3月17日の間に実施され、結果は当日発表されます。
公立2次募集出願締切前に結果が出るので、公立2次募集と私立3月入試の両方を受験することも可能です。
ただし、私立高校3月入試は専願試験(=合格したら必ず入学する)である点に注意しましょう。
【考えられる選択肢】
①私立3月入試を受験せず公立2次募集を受検する
②私立3月入試を受験し、公立2次募集はその結果で検討する
→合格したら必ず私立高校に入学
→不合格だったら公立の2次募集を受検する
チャンスが増えるため、他にすべり止めがなければ受けておきたいところですが、公立2次募集を優先する方は私立3月受験は見送った方がよいでしょう。
2次募集の試験内容は?
公立2次募集の試験内容は国語・数学・英語の学力検査+面接です。
そのため、一般選抜終了後も最低限この3教科の学習は続けた方がいいでしょう。
2次募集の合格率は?
2次募集での合格率はかなり高いと言えます。
新潟県が発表している過去3年間のデータでは、募集人数に達していない場合の不合格者は年度に1人か2人です。(2次募集全体の受検者数は100人~250人)
ただし0人ではありませんし、募集人数を超える場合は当然不合格者が出ますので、最後まで油断しないようにしましょう。
補足:公立特別追検査について
本年度は例年に加え、新型コロナウイルス感染症対策のために特別追検査が実施されます。
【特別追検査スケジュール】
学力検査:3月22日(月)※公立2次募集試験と同日
合否発表:3月23日(火)
追加募集入学関連書類提出:3月29日(月)
これはあくまでも「新型コロナウイルスの関連で一般選抜を受検できなかった生徒」を対象とした特別措置です。
そのため必ず一般選抜で志願した高校を受検します。
一般選抜での合格者数が募集定員に達した場合、追試験での受け入れ最大人数は募集学級数と同じです。(例:6学級の高校は6人まで)
公立2次募集と特別追検査で合格枠を争うこともありえますが、現在の状況ではそれほど心配する必要はないでしょう。
最後に
以上、新潟県公立高校の2次募集についてお話してきました。
仕組みが複雑で分かりづらい部分もありますが、大切なのはできるだけ早く学校の先生に相談することです。
時間に余裕がないため、いざという時に手遅れにならないよう、予め学校の先生としっかり連携をとりましょう。
その上で、迷うことがあったらいつでもまつがくに相談してくださいね。
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