こんにちは。
超個別指導塾まつがくの円山です。
本日16時、公立高校入試の志願倍率が発表されました。
この記事では県央地区の各高校の数値を確認するとともに、今年の傾向についてもお話していきます。
※最終倍率の記事はこちら(2/26更新)
〈2021年最終倍率〉新潟県公立高校入試志願倍率:県央地区【新潟県高校受験情報】
目次
この記事は5分程度で読み終えることができます。
【新潟県公立高校入学者選抜試験 志願倍率(2021/2/18時点)】
データはこちら⇨2021年 新潟県県央地区 公立高校倍率
志願状況概要
今年の倍率で高い数字が出たのが長岡大手高校の1.75倍です。
今年度から学級減のため、元から倍率が高くなる予想はありましたが、志願者が昨年をさらに超えて想像以上の高倍率になっています。
長岡高校は普通科・理数科ともに昨年と同じ値でした。
三条高校、三条東高校もほぼ例年並みと言えるでしょう。
長岡向陵高校も含め、中堅~上位校はどこも安定して高めの倍率で志願変更はしにくい状況になっています。
距離はありますが、巻高校や新津高校は低めの倍率が出ています。
他に意外なところは加茂高校と三条商業高校が若干ですが定員を割っていました。
昨年に定員割れだった見附高校は今年も大きく定員を割っています。
加茂農林高校は今年は定員を超えました。
学級減の吉田高校は1.33倍と高い倍率が出ています。
このあたりは志願変更後の動向も注意が必要そうです。
全体としてはより進学志向が高まってきている印象を受けました。
第二志望学科を選べる高校の倍率について
長岡高校のように理数科があり、第二志望で普通科を志願できる学校は倍率の見方に注意が必要です。
普通科を第一志望とした志願人数に加え、理数科で不合格になった人も普通科で合格する可能性があるからです。
それを加味すると、より実質的な倍率は次の式で計算できます。
倍率=(普通科志願者数+(理数科志願者数ー理数科募集人数))÷普通科募集人数
これを計算すると下のようになります。
長岡高校普通科 (292+(85ー79))÷240=1.24倍
新潟高校普通科 (309+(153ー80))÷280=1.36倍
新潟南高校普通科 (427+(85ー40))÷320=1.48倍
発表されている数字より高くなるので、志願している皆さんはより緊張感をもって勉強の最終仕上げに取り組みましょう。
長岡大手高校の倍率の注意点
今回かなりの高倍率が出た学校ですが、長岡大手高校は志願人数と受験人数に大きな差が出るということをご存知でしょうか。
実際に過去の入試結果をみてみると
令和2年
志願者291人 受検者257人 合格者237人
※志願者ー受検者=34人
平成31年
志願者320人 受検者286人 合格者234人
※志願者ー受検者=34人
平成30年
志願者300人 受検者271人 合格者232人
※志願者ー受検者=29人
毎年30人近くが「出願したものの受検していない」ことがわかります。
これは、一般選抜受検日の前に長岡高専の発表があるからです。
公立高校へ出願したものの、高専に合格したので受検しないということですね。
長岡大手高校は長岡高専と受検層が重なるので他の学校よりも大きく影響を受けます。
今年もこの状況は変わらないので、約30人受検者が減ると見積もると実質的な倍率は下のようになります。
(志願者数337人ー30人)÷募集人数193人=1.59倍
もとの数値に比べて、かなり目減りした数字になりますね。(それでも高倍率には違いありませんが。。)
おわりに
今回は新潟県公立高校入試倍率を見てきました。
倍率を見ると不安に思う方も多いと思いますが、やはり勝負はこれまでの積み重ねが大きいと思います。
これまで自分がやってきたことを信じて最後まで戦い抜きましょう!
倍率を見て不安になった、志願変更を考えたいというまつがくの生徒、保護者の方がいればいつでも教室にご相談くださいね。
【こちらの記事もおすすめです】
〈下越地区〉新潟県公立高校入試 志願倍率速報2021【新潟県高校受験情報】