〈高校受験2022〉志願倍率速報 新潟県公立高校:県央地区

〈高校受験2022〉志願倍率速報 新潟県公立高校:県央地区

こんにちは。超個別指導塾まつがくです。

本日16時、公立高校入試の志願倍率が発表されました。

この記事では県央地区の各高校の数値を確認するとともに、今年の傾向についてもお話していきます。

 

※※(2/25更新)最終倍率はこちら※※
〈最終倍率2022〉令和4年新潟県公立高校一般選抜:県央地区【新潟県高校受験情報】

 

※下越地区の志願倍率はこちら※
〈高校受験2022〉志願倍率速報 新潟県公立高校:下越地区

目次

  1. 志願倍率の概要
  2. 第二志望学科を選べる高校の倍率について
  3. 長岡大手高校の倍率の注意点

この記事は5分程度で読み終えることができます。


【新潟県公立高校入学者選抜試験 志願倍率(2022/2/17時点)】

データはこちら⇨2022年 新潟県県央地区 公立高校倍率

 

高等学校入学者選抜に関する情報より抜粋

志願倍率の概要

今年の倍率で高い数字が出たのは、昨年に続いて長岡大手高校の1.48倍です。

長岡大手高校は昨年度、学級減によって想像以上の高倍率になりましたが、今年度は昨年よりも中3卒業生人数が増えて学級数を増やしてもとに戻りました。そのおかげで今年は昨年に比べると-0.14と多少落ち着いてきているようです。

 

長岡高校普通科1.32倍理数科1.10倍となり、普通科の志願者が大きく増加しました。

三条高校1.11倍とほぼ例年並みの数値でした。

三条東高校0.95倍と定員割れになっています。こちらも長岡大手高校と同様に学級数が戻ったことで倍率は低くなると予想していましたが、想定以上に影響は大きかったようです。ただし人気がある高校ですので、志願変更で志願者が増える可能性は高いと思われます。

 

長岡大手高校、長岡高校に続いて、長岡工業高校1.33倍長岡農業高校1.20倍長岡商業高校1.17倍長岡向陵高校1.11倍と、長岡地区は志願倍率が増加している高校が多く人気が集まっています。

また、新津高校1.25倍巻総合高校1.24倍巻高校1.11倍加茂高校1.14倍と、昨年まで定員割れギリギリだったエリアでも今年は倍率が大きく上がっていました。

全体の傾向として、高倍率だった高校は落ち着き、人気が低かった高校の倍率が上がるというように、昨年までの反動が大きく出ている印象がありました。

 

ただし、三条商業高校0.78倍見附高校0.85倍加茂農林高校0.86倍と引き続き倍率が下降傾向の高校もありました。

昨年学級減で倍率が跳ね上がった吉田高校0.93倍と今年は例年通りの定員割れと言えます。

このあたりは昨年までと同様に、全体としてより進学志向が高まってきていることの表れだと感じられます。

 

第二志望学科を選べる高校の倍率について

長岡高校のように理数科があり、第二志望で普通科を志願できる学校は倍率の見方に注意が必要です。

普通科を第一志望とした志願人数に加え、理数科で不合格になった人も普通科で合格する可能性があるからです。

それを加味すると、より実質的な倍率は次の式で計算できます。

 

倍率=(普通科志願者数+(理数科志願者数ー理数科募集人数))÷普通科募集人数

 

これを計算すると下のようになります。

長岡高校普通科 (317+(85ー77))÷240=1.35

新潟高校普通科 (273+(145ー80))÷280=1.21倍

新潟南高校普通科 (439+(86ー40))÷320=1.52倍

発表されている数字より高くなるので、志願している皆さんはより緊張感をもって勉強の最終仕上げに取り組みましょう。

 

長岡大手高校の倍率の注意点

今回かなりの高倍率が出た学校ですが、長岡大手高校は志願人数と受験人数に大きな差が出るということをご存知でしょうか。

実際に過去の入試結果をみてみると

令和3年
志願者312人 受検者277人 合格者196人
※志願者ー受検者=35人

令和2年
志願者291人 受検者257人 合格者237人
※志願者ー受検者=34人

平成31年
志願者320人 受検者286人 合格者234人
※志願者ー受検者=34人

 

毎年30人以上「出願したものの受検していない」ことがわかります。

 

これは、一般選抜受検日の前に長岡高専の発表があるからです。

公立高校へ出願したものの、高専に合格したので受検しないということですね。

長岡大手高校は長岡高専と受検層が重なるので他の学校よりも大きく影響を受けます。

今年もこの状況は変わらないので、約30人受検者が減ると見積もると実質的な倍率は下のようになります。

 

(志願者数345人ー30人)÷募集人数232人=1.36倍

 

もとの数値に比べて、かなり目減りした数字になります。とはいえ高倍率には変わりありませんね。

 

おわりに

今回は新潟県公立高校入試倍率:県央地区を見てきました。

倍率を見ると不安に思う方も多いと思いますが、やはり勝負はこれまでの積み重ねが大きいと思います。

これまで自分がやってきたことを信じて最後まで戦い抜きましょう!

 

倍率を見て不安になった、志願変更を考えたいというまつがくの生徒、保護者の方がいればいつでも教室にご相談くださいね。

 

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