こんにちは。超個別指導塾まつがくです。
本日、公立高校入試の志願倍率が発表されました。
この記事では下越地区の各高校の志願倍率を確認するとともに、今年の傾向についてもお話していきます。
※※(3/1更新)最終倍率はこちら※※
〈最終倍率2023〉令和5年新潟県公立高校一般選抜:新潟地区【新潟県高校受験情報】
※県央地区の志願倍率はこちら※
〈高校受験2023〉志願倍率速報 新潟県公立高校:県央地区
目次
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【新潟県公立高校入学者選抜試験 志願倍率(2023/2/21時点)】
データはこちら⇨2023新潟下越地区 公立高校入試倍率
※高等学校入学者選抜に関する情報より抜粋
志願倍率の概要
今回高い倍率が出たのは市立万代高校英語理数科1.92倍でした。新潟高校理数コース1.86倍が続いています。
万代高校は昨年も倍率が高く、英語理数科はこれでも昨年より-0.25と下がっています。一方で市立万代高校普通科は1.46倍と昨年比+0.14と上がっており、高校全体での志願者数は大きく変化していません。
それに対して、新潟高校は+0.05倍と微増。新潟高校普通科は1.32倍と昨年比+0.35と志願者が大幅に増加しました。
例年倍率が高い新潟南高校理数科は1.60倍で昨年比-0.45と下がりました。普通科は1.27倍で昨年とほぼ同じ数値でした。
他に倍率の高いところは新潟商業高校総合ビジネス科1.73倍で昨年よりも+0.47と大幅に増加しました。情報処理科も1.32倍で+0.44と人気が上がっています。国際教養科は0.91倍と例年通り定員割れしている状態でした。今年度も学校内での志望学科変更が出そうな数字です。
普通科でもっとも倍率が高かったのは新潟江南高校1.60倍。昨年より+0.27と大幅増ですが、令和3年度でも1.61倍と高倍率だったので意外ではないかもしれません。ちなみに令和3年度は志願変更で6人しか減らず最終倍率は1.59倍。今年も志願者の大幅減は期待しない方がいいかもしれません。
新潟中央高校は普通科が1.13倍で昨年と同じでした。しかし学究コース0.71倍、食物科1.10倍と昨年より志願者は大きく減っています。音楽科は志願者が0人でした。
その他、新潟工業高校建築コースが1.37倍で+0.32の人気でした。新潟向陽高校は1.27倍で+0.12。新潟北高校は募集数は減ったものの倍率は0.62倍で例年通り。巻高校は1.10倍で昨年と同様。新津高校は0.99倍で定員を割りました。
今年度の傾向としては、中堅校までの倍率が下がり、中堅~上位レベルの高校で倍率が大幅に上昇したようです。特に新潟高校・江南高校・新潟商業高校での倍率増加が大きく、最上位またはワンランク上の学校を狙う生徒が多い印象を受けます。
余談ですが、今年は明訓高校の合格ラインが昨年よりも大きく上がっていました。今年は学年全体として、昨年よりも学力層が高い生徒が多いと言えるかもしれません。強気の出願が増える分だけ競争が激化し、最後まで油断のできない年になりそうです。
第二志望学科を選べる高校の倍率について
新潟高校のように、理数科があり第二志望で普通科を志願できる学校は倍率の見方に注意が必要です。
普通科を第一志望とした志願人数に加え、理数科で不合格になった人も普通科で合格する可能性があるからです。
それを加味すると、より実質的な倍率は次の式で計算できます。
倍率=(普通科志願者数+(理数科志願者数ー理数科募集人数))÷普通科募集人数
これを計算すると下のようになります。
新潟高校普通科 (371+(149ー80))÷280=1.57倍
新潟南高校普通科 (407+(64ー40))÷320=1.35倍
新潟市立万代高校普通科 (293+(77ー40))÷200=1.65倍
発表されている数字より高くなるので、志願している皆さんはより緊張感をもって勉強の最終仕上げに取り組みましょう。
※新潟中央高校は学究コースが定員割れしているため実質倍率は変化していません。
おわりに
今回は新潟県公立高校入試倍率:下越地区を見てきました。
倍率を見ると不安に思う方も多いと思いますが、やはり勝負はこれまでの積み重ねが大きいと思います。
これまで自分がやってきたことを信じて最後まで戦い抜きましょう!
倍率を見て不安になった、志願変更を考えたいというまつがくの生徒、保護者の方がいればいつでも教室にご相談くださいね。
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