※本記事は2025年2月28日時点のものです
こんにちは!超個別指導塾まつがくの松本です。
2025年度の長野県公立後期選抜志願者数が発表されました。
ここでは、今年度の傾向をまとめます。
学科別平均倍率
※カッコ内は昨年度の倍率
普通科:0.98(0.98)
農業科:1.05(0.90)
工業科:0.75(0.84)
商業科:1.07(0.77)
理数科:0.78(0.94)
総合学科:0.62(0.85)
ここ最近実業系学科の倍率が低下傾向にありましたが、今年は農業科と商業科で1倍を超えました。
特に商業科は0.77→1.07と倍率が一気に跳ね上がりました。
募集定員が農業科で80人、商業科で120人減った影響がはっきりと出ましたね。
志願者数自体は農業科も商業科も昨年に比べて減っていますので、定員減の影響が大きかったと思われます。
他の学科は昨年よりやや少ないくらいです。
高校別(地域別)の傾向
※カッコ内は昨年度の倍率
須坂:0.94(0.95)
長野:1.12(1.22)
長野吉田:1.23(1.15)
長野西(普):1.07(1.21)
屋代(普):1.09(0.88)
上田:1.04(1.02)
上田染谷:1.23(1.00)
野沢北(普):0.93(0.99)
岩村田:0.95(1.11)
松本蟻ケ崎:1.20(1.21)
松本美須々ヶ丘:1.14(1.16)
松本県ヶ丘(普):1.12(1.21)
諏訪双葉:1.02(0.99)
岡谷南:1.11(0.95)
伊那北(普):1.01(0.91)
飯田(普):1.05(0.91)
まとめ
全日制後期選抜志願者数は8,333 人で、前年(2024年度)と比べ1058人減でした。
募集定員が640人減りましたが、生徒数の減少の方が多く、多くの高校で1倍を切っています。
その中でも人気校が固定化されてきており、松本蟻ケ崎のように毎年1.2倍を超える高倍率校もあります。
長野吉田高校も例年高倍率になる人気校です。
倍率は概ね1.2倍を超えると次の年には下がる傾向があり、今年も長野(1.22→1.12)長野西(1.21→1.07)は前年度より下がっています。逆に上田染谷(1.00→1.23)は昨年度より上がっています。
今年1.1倍を下回っている高校は、来年度倍率が跳ね上がる可能性があるので要注意です。
また、交通の便があまりよくない進学校は、定員割れが常態化するようになりました。
私立高校の定員がほとんど減少しないことを考えると、大胆な定員減がない限り、この傾向は今後ますます強まることが予想されます。
志望校変更期間中、これらの志願者数がどう変わるかに注目です。
以上、2025年度長野県公立高校後期選抜の志願者数の分析でした。
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