こんにちは!個別指導塾まつがくの阿由葉(あゆは)です。
今回と次回で、長野県東北信エリアの2019年度高校入試後期選抜の倍率、出願分析、今後の展望について解説をしていきます。
北信(第1区)の全体的な傾向
都市部の高校と郊外の高校との倍率格差が年々大きくなっています。
2018年度は11高校で定員割れがありましたが、それが2019年度には12高校に増えました。
長野市内で高校名に『長野』が含まれている高校に受験生が集中する傾向があります。
他の通学区も都市部の高校に志願者が集中しているので、この傾向は2020年度も引き続き続くと思われます。
また、2019年度は募集定員が前期とあわせて120人減りました。
そのため私立高校を第一志望にする生徒が例年よりも多くなり、私立併願生が不合格となる例が多く見られました。
では各地区別に見ていきましょう。
旧1区
飯山市を中心とする地区です。
かつては普通科が3校、実業科が1校ありましたが、少子化による高校統廃合の結果、普通科は飯山、実業科は下高井農林のみとなりました。
飯山高校の倍率ですが、スポーツ科以外はすべて定員割れでした。
ただし、長野県の高校入試には隔年の法則というものがあり、前年が高倍率だと次年度は警戒されて倍率が下がる傾向があります。
その逆に、前年が低倍率だと次年度は高倍率になることが多いです。
飯山高校がこれに当てはまれば、2020年度の倍率は上がりそうです。
旧2区
中野市や須坂市が中心になるのが旧2区です。
須坂高校・須坂創成高校以外の全高校が定員割れをしています。
高校再編も含めて、2020年度はどうなるか注目です。
旧3区
長野市北部を中心とする旧3区を見てみましょう。
都市部なだけに激戦区となる傾向があり、2019年度も変わらす高倍率でした。
今年は長野西・長野東の定員が40人減り、長野工業が7学科から6学科となった関係でこの3校で120人定員が減りました。
その結果、初めに出た倍率がとても高く、志望校変更期間中に各高校の倍率が大きく変わる原因となりました。
2020年度は定員が戻るので倍率は少し下がるかもしれません。
長野高校・長野吉田高校は相変わらずの高倍率です。
旧4区
長野市南部を中心とする旧4区です。
屋代南高校が単位制多部制への変更を目指しています。
今年中にはある程度の結論が出ると思いますので注目です。
また屋代高校の普通科が0.99倍と1倍を切りました。
進学校も含め、郊外の高校は比較的倍率が下がる傾向があるようです。
この傾向が続くかどうか、今年度も注目したいところです。
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