こんにちは!
超個別指導塾まつがくの阿由葉(あゆは)です。
今回は中学校の「総合テスト」について解説したいと思います。
総合テストは高校入試の練習も兼ねたテストで、中3の2学期中に3~4回実施されます。
このテストで2学期の通知票(内申点)が決まり、高校入試の結果を大きく左右します。
特に前期選抜(自己推薦)はほぼ内申点だけで合否が決まりますので、総合テスト=入試本番と言っても過言ではありません。
難易度はこれまでのテストと比べるとぐっと上がり、2学期最初の総合テストでは平均点が約50点下がります。
場合によっては100点近く下がることもあります。
つまり、例えば今まで300点だった生徒さんは、これまで通りの勉強をしていると250点以下になる可能性があるということです。
難易度が上がる理由と対策をご紹介します。
出題範囲
出題範囲は高校入試に合わせ、中1から中3まで習った全範囲です。
重要なのが「中1中2範囲からも70%くらい出題される」ということ。
しかし、当たり前ですがこの部分はもう学校の授業ではやりません。
以前習った時にわからないままにしてしまったり、忘れてしまっているものも多いと思います。
改めて復習をし、わからないところをいかになくせるか、がポイントです。
まずは学校から配布されている「新研究」「整理と対策」を徹底的にやるといいでしょう。
出題形式
例えば社会では
「豊臣秀吉の行った政策を次の中から答えなさい。 ア.刀狩 イ.鎖国 ウ.楽市楽座」
のような問題が
「豊臣秀吉が刀狩を行った理由を『兵農分離』という言葉を用いて説明しなさい」
というようになります。
数学では単純な計算問題が少なくなり、グラフ、図形、その他文章問題の比率が高くなります。
英語は長文がメインになります。
まずは基礎をしっかり身につけた上で、応用問題の数をこなす必要があります。
出題量
これが一番のポイントかもしれません。
出題量がこれまでの定期テストの1.5倍から2倍程度の量になります。
・まずは全体に目を通して解ける問題から確実に解く(優先順位を決める)
・見直しの時間も考慮し、時間配分を考える
このような、いわゆる「答案作成のテクニック」が必要になります。
こればかりは慣れが必要なので、模試を受けるなどして場数をこなすのが有効です。
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