こんにちは!
超個別指導塾まつがくの阿由葉(あゆは)です。
この記事では「長野県高校入試過去問の活用法」をご紹介します。
まずはペース配分のトレーニングと習熟度の確認
本番でのペース配分の感覚をつかむため、必ず時間を計りながら解きましょう。
ここでは時間が足りなくなりがちな国語、数学、英語について、目安を載せておきます。
想定よりも1分程度短く設定して練習しておくと、本番で緊張した場合も安心です。
【国語】
大問1(論説文):18分
大問2(意見文): 4分
大問3(古文) :10分
大問4(漢字) : 1分
大問5(小説) :16分
見直し : 1分
補足:1時限目の教科です。取り組みやすい分、ペース配分はしっかり行いましょう。ひとつの問題にあまり時間をかけすぎず、わからなかったら後回しにします。特に漢字は他の問題を解いている間に思い出すことがあります。
【数学】
作戦① 平均点である50~60点台を狙う場合
大問1(小問) :14分
大問2(中問) :15分
大問3(関数) :10分
大問4(図形) :10分
見直し :1分
補足:大問1、2で約60点分、まずはそれを確実に取ります。大問3、4は前半の基礎問題のみと割り切り、各10分で10点ずつ取ります。
作戦② 数学が得意で高得点を狙う場合
大問1(小問) :10分
大問2(中問) :12分
大問3(関数) :13分
大問4(図形) :14分
見直し :1分
補足:大問1、2はあまり時間を掛けずに解き、差が付きやすい大問3、4をじっくり取り組みます。
【英語】
・大問1(リスニング) :10分
・大問2(会話・英作) :12分
・大問3(会話長文) :14分
・大問4(説明長文) :13分
・見直し : 1分
補足:英語は5教科の中でペース配分が最も重要な教科です。大問3、4は記号問題が多いため、コツを掴むと素早く解け、時間短縮になります。
解いた後にやるべきこと
過去問を解き終えたら必ず見直しをし、解けなかった問題を「時間が足りず解けなかった問題」と「時間があっても解けなかった問題」に分けて考えましょう。
「時間がなくて解けなかった問題」が多い場合はペース配分を調整しましょう。
「時間があっても解けなかった問題」は本番では少しでも解けるように「その問題が含まれる単元の復習」をしましょう。
当たり前ですが、過去問からは同じ問題は二度と出題されません。
しかし、同じ単元からの出題はあるかもしれません。
また、「数学の大問3での(1次)関数」のように、毎年出題されることがほぼ確定しているものもあります。
まとめ
入試問題は中学校の総合テストと形式が違う部分もありますので、最初は思うような点数がとれないかもしれません。
しかし、演習を繰り返してペース配分と問題形式に慣れることで、高得点の可能性が高まります。(長野県公立高校後期選抜の5教科平均は例年260点前後です)
そのため、できれば過去5年間分は解いておきたいところです。
毎日2教科取り組めば一か月掛かりません。
入試本番でベストな結果を手に入れるために、ぜひ過去問を活用してください。
こちらの記事もおすすめです!