こんにちは!個別指導塾まつがくの松本です。
去る2020年2月5日に長野県公立高校前期選抜の倍率が発表されました。
ここでは過去のデータと比較しながら、第一通学区と第二通学区について分析してみたいと思います。
2020年度公立高校前期選抜倍率
高校名:倍率
飯山(普):2.65
須坂創成(農):1.63
須坂創成(商):1.6
長野東:1.73
長工(機):1.75
長工(電):1.7
長工(情):2.05
長工(土):2.5
長工(建):2.05
長野南:1.95
屋代(理):1.61
屋代南(普):2.04
屋代南(家):1.8
坂城:1.79
千曲(電子):1.75
千曲(建):1.85
千曲(商):1.75
千曲(生):2.6
千曲(食)2.4
蓼科:1.6
小諸商:1.63
佐久平(農):1.63
2020年度前期選抜倍率についての考察
【長野県全体】
長野県全体の倍率は1.46倍。
前期選抜を受ける人数自体は6527人→6481人→5718人と年々減っていて、倍率も1.57倍→1.51倍→1.46倍と下がってはいますが、それでもなかなかの高倍率です。
学科別に見ると家庭科が最も高く1.90倍。
家庭科は3年連続でトップと相変わらずの人気です。
【第一通学区】
最高倍率は2年続けて飯山高校の普通科で2.65倍。(これは県内でも最高倍率)
また、昨年度学科再編により募集が1クラス減った長野工業ですが、昨年は少し倍率が下がったものの、今年は以前通りの高倍率に戻りました。
【第二通学区】
上田千曲が鉄板の人気校で、今年度もほぼ全学科で高倍率を維持しています。
その中でも生活福祉科が2.6倍と、全県でもトップクラスです。
染谷の国際教養もあいかわらず高倍率です。
今年は蓼科高校の高倍率が目を引きます。
昨年度は望月高校が募集停止したにも関わらず1倍を割っていましたが、今年度は1.6倍と一気に増えました。
前期選抜と後期選抜の倍率の関係
過去2年間にさかのぼり、前期選抜の倍率が高かった高校が後期期選抜ではどうだったかを調べてみました。
【2018年度】高校名:前期倍率/後期倍率
飯山(普):1.7/1.08
中野西:1.75/0.96
須坂東:1.95/0.99
須坂創成(商):1.62/0.95
長野商業:1.63/1.04
長野東:1.92/1.08
長工(機):1.65/1.1
長工(情):2.15/1.15
長工(土):2.25/1.25
長工(建):2.5/1.1
市立長野:2.05/1.34
長野南:2.0/1.19
屋代南(普):2.33/1.09
屋代南(家):2.1/1.1
千曲(機): 1.65/1.05
千曲(電子) :1.8/1.05
千曲(建) :2.05/1.1
千曲(商) :2.05/1.1
千曲(生) :2.05/1.0
染谷(国): 1.66/1.13
小諸(普): 2.1/0.96
【2019年度】高校名:前期倍率/後期倍率
飯山(普):2.2/0.95
下高井農林:1.6/0.6
中野西:1.6/0.92
創成(農):1.83/1.15
創成(工):1.65/1.0
長商:1.58/1.04
長野東:1.95/1.09
長工(土):2.05/1.2
長工(建):1.8/1.15
市立長野:1.84/1.2
長野南:2.18/1.12
更級農 :1.86/1.18
屋代南(普):2.13/1.07
屋代南(家):2.3/1.2
千曲(機):1.7/1.05
千曲(電子):1.8/1.05
千曲(電気)2.3/1.25
千曲(建)2.25/1.05
千曲(商):1.65/1.0
千曲(生):2.35/1.0
千曲(食):2.35/1.0
小諸商:1.76/1.1
小諸(普):1.88/0.96
佐久平(農):1.87/1.17
前期選抜が不合格だった場合、後期選抜をどうするか
それぞれ合否判定の基準が異なりますので、前期選抜の結果が後期選抜の結果に影響することはありません。
前期試験は「学力に現れない生徒の特性を見る」試験ですので、必ずしもテストの点数が高い生徒だけが合格する訳ではありません。
以前ある高校の先生が「後期で確実に受かりそうな生徒さんは後期試験に来てもらって、前期はそうではない生徒さんを取りたい」とおっしゃっていましたが、前期試験の特徴をよく表していると思います。
後期選抜の倍率については慎重に見ていく必要がありますが、前期選抜で不合格だったからと言って、必ずしも志望校変更をしなければいけない訳ではないということは頭に置いておいてください。
私たちは生徒の皆さんが悔いの残らない志望校選択をしてほしいと願っています。
前期選抜の結果を受け、もし後期選抜の志願先に迷うような事がありましたらぜひご相談ください。
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