こんにちは!
超個別指導塾まつがくの阿由葉(あゆは)です。
この記事はこのような方に役立ちます
・長野県公立高校後期選抜本番で最善の結果を出すためのアドバイスがほしい
・教科別の大まかな出題傾向が知りたい
まつがくに通っている中3生の皆さんはもちろん、そうでない皆さんもぜひ参考にしてください。
細かい時間配分や取り組み方についてはこちらの記事もどうそ。
試験前や休憩時間のアドバイス
・体温調整
教室は温かいのに廊下やトイレが思っている以上に寒い、という話をよく聞きます。
また、座席の位置によっては熱かったり寒かったりします。
試験に集中できるよう、必要以上に着込まず、上着やカイロなどで温度調節できるようにしておきましょう。
・時間配分のシュミレーション
受験会場では周りの生徒はみんな落ち着いていて優秀そうに見えますが、実際はそんな事はありません。みんなあなたと同じです。
本番で緊張せず100%の力を発揮できる人はまずいません。
ですので、緊張する前提で事前に問題の解き進め方、時間配分等を念入りにシミュレーションしておきましょう。
休憩が1教科ごとに15分間、お昼休憩が60分間あります。
その時間を活用しましょう。
・気持ちの切り替え
休憩時間中は終わった教科のことは一切考えず、次の教科に集中しましょう。
当然答え合わせも不要ですし、周りの友だちと話すときも終わった教科のことは話題にしないようにします。
教科別アドバイス
1限目:国語
○全般
試験開始の合図があったらまずは慌てず深呼吸。
そして、問題用紙の最後まで目を通し、確実に解ける問題から手をつけます。(漢字問題がおすすめ)
一問、二問と解けるとだいぶ気持ちが落ち着きます。
国語は比較的取り組みやすい教科である一方、記述量が多いため、時間配分は必ず意識しましょう。
○論説文
近年、難易度があまり高くない傾向がありますので、なるべく時間を掛けず、かつ正確に解き進めます。
最後の問題が80~100文字程度の記述形式になるケースが多いです。
使うキーワードを抑えつつ、「自分の体験」を書くのか、「自分の考え」を書くのかをしっかり意識しながら進めましょう。
誤字脱字も採点対象ですので細心の注意を払います。
○古典
少々解きづらい印象はありますが、普段音読するようなイメージで本文を読むと、話の流れを把握しやすくなります。
文章自体は短いので、(注)などを参考に一文一文丁寧に追っていきましょう。
この後に小説問題が残っていることを踏まえると、古典に割ける時間は10分程度です。
1~2分取り組んでみて、解ける見通しが立たない問題は後回しにしましょう。
○小説
文法問題、または漢字の書き問題が出題される傾向が高い多いです。
その場合は優先的に解くようにします。
最後の問題が30~50文字程度の記述形式になるパターンも多いです。
ここでしっかり得点できるよう、その分の時間を確保しておきましょう。
2限目:数学
○全般
必ず出題の条件に合った解き方をするように心がけましょう。
例えば問題文に「求める数量を文字で表し…」とあれば、例えば「〇〇をxとおく」と答案に書きます。
これがないと計算が合っていても不正解になります。
証明問題も同様です。
数学が得意な皆さんほど「解けそうで中々解けない問題」が増えます。
ペース配分をより徹底し、確実に得点できる問題から優先的に進めましょう
見直しは「解き直し」です。
方程式なら解を代入したり、計算なら別の計算方法で解いてみたりし、自分が最初に書いた答えが合っているかどうか再確認しましょう。
「ただ眺めているだけ」では見直しにはなりません。
○大問1、2
配点は約60点分です。
大問3、4と比べると解きやすいので取り組みやすいの、丁寧に解答するようにしましょう
近年、問題文や条件が長い出題が目立ちます。
そのような場合は一度深呼吸し、落ち着いて心のなかで音読するとしっかり読み込めます。
○大問3、4
「関数」と「図形」から出題されます。
苦手とする皆さんも多いと思いますが、問題をよく見てみると(1)(2)は数字を代入して値を求めたり、角度を求めたりするだけの比較的簡単な出題となっています。
年度によっては極端に難しいのは最後の2問、6~8点分ということもあります。
落ち着いてしっかりと取り組めば、あまり得意ではない皆さんでも各10点くらい得点可能です。
後半は時間との戦いとなります。
問題を解き進めるだけではなく、見直す時間を最低でも1分は確保しておきましょう。
☓(諦める、飛ばす)、△(時間があれば見直す)、○(必ず見直す)など自分でマー
クをつけながら解いていくと、後で見直しがスムーズにできます。
3限目:社会
○全般
比較的時間に余裕がある教科です。
最後の問題が80文字前後の記述式となるパターンが多いので、そこに充分な時間が掛けられるようなペース配分を心がけましょう。
近年の資料問題の中には暗記に頼らずとも、資料をじっくり読めば正解を導けるものもあります。
「知らないから」と諦めず、まずは問題文や資料をじっくりと読み込んでみましょう。
漢字や記述問題の言葉の使い方には細心の注意を払い、しっかり見直しをしましょう。
4限目:理科
○全般
社会同様、国数英よりも比較的各設問に時間は掛けられると思われます。
焦らず落ち着いて問題に取り組みましょう。
いずれも実験や観察を行い、それに関する設問という構成になっています。
時間に余裕はあると思うので、条件や実験、観察結果を丁寧に確認して解くようにしましょう。
5限目:英語
○全般
いよいよ最終教科。
お昼を食べて少し経つので眠くなったり、最後の教科ということで疲れたり気が抜けたりしてしまうことが多いので、改めて気を引き締めて臨みましょう。
高得点を狙う皆さんほど逆に時間が足りなくなる傾向があります。
他の教科同様、時間配分をしっかり意識しましょう。
文頭の大文字や文末のピリオド、クエスチョンマーク、スペルミス等は最後の1分でざっと確認しましょう。
○大問1:リスニング
放送の音声が予想以上に速いという話をよく聞きます。とにかく集中して聴きましょう。
事前にCDなどで耳を慣らしておく、またメモを取りながら問題を解くクセをつけておく、などがおすすめです。
○大問2:会話文、英作文
ほとんどが文法や語彙問題です。なるべく素早く処理していきましょう。
英作文は条件英作文と自由英作文の2つです。
どちらもそれほど難易度は高くありませんが、文法やスペルミスには注意が必要です。
無理をせず、自分が確実に書ける単語、文法を使って書くようにしましょう。
○大問3:対談文、インタビュー文
文章量は多いですが、本文と問題文に共通して出てくる単語を見つけるように意識すると、早く答えが導けることが多いです。
また、記号問題が比較的多いので「消去法」を意識してみましょう。
文章内容の細かい読解よりも、大意を聞く問題が多い印象です。
それぞれの会話で何を言っているのかを大まかに押さえながら読み進めましょう。
10語程度の英作文が出題されることがあります。
大問2と同様、無理せず自分が確実に書ける範囲の英文を心がけれましょう。
問題文を参考に英文を組み立てる方法もおすすめです。
◯大問4
問題文が長く、恐らくあまり時間の余裕もない中で臨むことになります。
しかし大問3同様に記号問題も多いため、問題そのものはあまり時間を掛けず正解できるようになっています。
形式段落ごとに何が書かれているか、ざっくりとメモしながら解き進めると、読解問題の際に役立ちます。
まとめ
とにかく大切なのは「時間配分」と「問題を解く順番」です。
事前に、過去問や予想問題集を使い、実際に時間を計りながら解いてみるのが一番効果的です。
ぜひやってみてください。
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