こんにちは。柳町教室長の松本です。
今週来週で各中学校高校の中間テストが行われます。
テストはまだ返ってきていませんが、結果はどうなるでしょうか?
テストに向かってみんな頑張っていましたが、結果が良い人もいれば、残念な結果に終わる人もいるでしょう。
点数が下がった生徒さんはできるだけ保護者の方と懇談させていただき、家庭での学習の様子を伺ったり、今後の方針をご説明したりしています。
そんな中で保護者の方によく言われるのが『うちの子は勉強のやり方がわかっていないようなんです。』という言葉です。
この言葉、まつがくに体験に来られる生徒さんの保護者の方にもよく言われます。
調べたことはありませんが、中学生の保護者の7割くらいは『うちの子は勉強のやり方がわかっていない』と思っているのではないでしょうか。
それでは、正しい勉強のやり方とはどういうものなのでしょうか?
どうすれば正しい勉強のやり方は身につくのでしょうか?
答えの前に、こんな状況を想像してみてください。
小学校3年生のA君はサッカーが好きで、クラブチームに入りたいと思っています。
本格的にサッカーをやったことはありませんが、毎日友達と校庭でサッカーをして遊んでいます。
あなたが保護者ならA君にどんなクラブチームを勧めますか?
ほとんどの保護者の方は、初心者でもОKで、やさしく丁寧に教えてくれる、同学年の多いクラブを勧めると思います。
間違っても高校生主体の全国大会を目指しているクラブを勧めたりしませんよね。
その子の《レベルにあった》《成功=楽しい》クラブ。それがキーワードのはずです。
勉強も同じです。
正しい勉強のやり方とは その子の《レベルに合った》《正解できる》問題を練習するということです。
簡単すぎれば、正解はできても成長している実感は無いので楽しくない。(A君が保育園のチームと試合をするようなもの)
難しすぎれば、何をしていいかがわからず、また間違いばかりでつまらない。(A君が高校生とサッカーをやるようなもの)
…というわけで、正しい勉強のやり方とは《自分のレベルに合った問題をひたすら練習する》ということになります。
自分にあったレベルの問題とは、自力で解いて80点を取れるような問題のことです。
僕は生徒さんに「自分一人で勉強している時はには、1分考えて分からない問題はとばそう」といつも言っています。
分からない問題はレベルに合っていないのでやる必要はありません。
それに、わからない問題はやる気を削ります。百害あって一利なし。
つまり、塾の講師の役割は
①生徒のレベルを見抜き
②そのレベルの問題をピックアップしてやらせ
③成功体験をつませ
④自信をつけ、やる気を引き出す
ということになります。
③④については中編でお話ししますね。
中編https://www.matsugaku.co.jp/news/%e6%9f%b3%e7%94%ba%e6%95%99%e5%ae%a4/3385/