こんにちは。超個別指導塾まつがくです。
本日、公立高校入試の最終倍率が発表されました。
この記事では各高校の数値を確認するとともに、志願変更の傾向についてもお話していきます。
※県央地区の倍率を確認したい方はこちら
〈最終倍率2023〉令和5年新潟県公立高校一般選抜:県央地区【新潟県高校受験情報】
目次
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【新潟県公立高校入学者選抜試験 志願倍率(2023/3/1時点)】
データはこちら⇨下越地区 新潟県高校入試倍率【2023】
※高等学校入学者選抜に関する情報より抜粋
志願状況概要
倍率が高い所から見ると、市立万代高校理数科の1.92倍は変化がありませんでした。万代高校普通科は16人減少して1.38倍となりました。新潟高校理数科は1人減少し1.85倍、新潟高校普通科は31人減少で1.21倍でした。
この2校は全体で比べても普通科の志願者の減少が大きかったです。特に新潟高校は30人以上減ったので、例年で見ても変動が大きい年だったと言えます。(ちなみに昨年は新潟南高校の24人減少が一番大きい変化でした)
それ以上に減少が大きかったのが新潟商業高校総合ビジネス科で、40人減少の1.45倍に落ち着きました。情報処理科は5人減の1.25倍、国際教養科は12人増加して1.06倍となりました。一定数は国際教養科に志望学科を変更したと推察できますが、多数は他の高校への志願変更したようです。
他にも市立万代高校普通科が16人減少の1.38倍、新発田高校普通科が16人減少の1.10倍と志願変更で大きく倍率が下がる高校が複数ありました。
その中で比べると、江南高校は10人減少の1.56倍と倍率に比べて減少が少なかったと言えます。
志願者が増加した高校を見ると、新潟南高校は理数コースが5人増加の1.72倍、普通科が7人増加の1.29倍となりました。一次倍率の時点でも高倍率でしたが、新潟高校からの移動先として選ばれてしまったためさらに倍率が上昇したと考えられます。
増加数が一番多かった高校は新潟西高校で20人増加して1.05倍になりました。定員割れからの大幅増なので入試難度も大きく上がったと言えます。新潟東高校も9人増加の1.15倍となり、こちらも志願者は気を抜けない状況になりました。
他に、新発田南高校では普通科で7人増加し1.26倍、工業科は9人増加し1.09倍でした。柴田商業も7人増加の1.00倍で、新発田地区は志願者の増加が多かったようです。
巻・新津方面では倍率に大きな変動はありませんでした。唯一、新津南高校普通科が12人増の0.98倍となりましたが、増加人数は多いものの定員は超えなかったので難易度は変わらないと考えていいでしょう。
全体として、今年は上位校が高倍率だったこともあり例年以上に志願変更した生徒が多かったようです。
このような場合、玉突きのように連鎖的なチャレンジ校から安全校への移動が発生し、結果として中堅以上のすべての高校で受験難度が上昇することが予想されます。例年なら合格点だった生徒が、上位校から降りてきた生徒に押し出されて不合格になるようなことも考えられます。
1.1倍を超える高校を受験する人は、例年以上に最後まで油断せずやり切ることが重要になるでしょう。
第二志望学科を選べる高校の倍率について
新潟高校のように、理数科があり第二志望で普通科を志願できる学校は倍率の見方に注意が必要です。
普通科を第一志望とした志願人数に加え、理数科で不合格になった人も普通科で合格する可能性があるからです。
それを加味すると、より実質的な倍率は次の式で計算できます。
倍率=(普通科志願者数+(理数科志願者数ー理数科募集人数))÷普通科募集人数
これを計算すると下のようになります。
新潟高校普通科 (340+(148ー80))÷280=1.46倍(-0.11)
新潟南高校普通科 (414+(69ー40))÷320=1.38倍(+0.03)
新潟市立万代高校普通科 (277+(77ー40))÷200=1.57倍(-0.08)
新潟高校、万代高校ともに一次倍率よりも下がりましたがかなり高倍率でした。中央高校では学究コースが定員割れのままなので普通科の倍率は発表通りの数字です。
いずれにせよ、発表されている数字より高くなるので、志願している皆さんはより緊張感をもって勉強の最終仕上げに取り組みましょう。
おわりに
今回は新潟県公立高校入試倍率:新潟地区を見てきました。
受験生や保護者のみなさん、もちろん倍率の数字は気になると思います。
ですがこの数字についてできることはもう何もありません。
あとは当日に一点でも高い点数を取ることだけを考えて勉強するのみです。
万全の状態で当日のテストに臨めるよう応援しています。
残り期間での勉強内容や当日の心構えなど、まつがくの生徒、保護者の方はいつでも教室にご相談くださいね。
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