こんにちは。稲田教室長の會津です。
先日、指導中にこんな質問を受けました。
「なんで”menber”でなく”member”と書くんですか?」
英語を勉強した人ならきっと誰もが疑問に思っていたことではないでしょうか。
この「member」という単語は中学英語で習う単語です。
質問の通りでこの単語、「メンバー」と発音するのになぜか「member」と書くんです。
「menber」というように書いてもいいのではないかという疑問はもっともだと思います。
テストの時に「n」と「m」どっちだっけとなっては困りますね。
「b」の前は「n」ではなく「m」だ…と覚えてしまえばそれで済む話かもしれませんが、せっかくなのでその理由を説明します。
①まず「m」の発音ですが、「まみむめも」の発音です。まつがくの「m」の音です。
ここで画面の前で「まみむめも」と口に出して発音してみて下さい。周りに人がいて恥ずかしい場合は小声でもOkです。……必ず唇がくっつきますよね。念のため「まつがく」と発音してみてください。やはり最初の「ま」の音は唇をがつきますね。「m」は唇をくっける音です。
②次に「b」の発音です。「ばびぶべぼ」の発音です。ブログの「b」の音です。ここで画面の前で「ばびぶべぼ」と口に出して発音してみて下さい。……必ず唇がくっきますよね。こちらも唇をくっつける音です。「まつがくブログ」と発音してみてください。「ま」と「ぶ」で唇がくっつくのが分かると思います。
③最後に「n」の発音です。「なにぬねの」の発音です。
ここで画面の前で「なにぬねの」と口に出して発音してみて下さい。……「なにぬねの」は唇をくっつけなくても発音できるはずです。唇をくっつけない音です。「稲田教室(いなだきょうしつ)」と発音してみてください。「な」の音で唇はくっきませんね。
結論です。
もし「member」ではなく「menber」だったとしたら「n」は唇をくっつけない発音なので次の唇をくっつける発音の「b」の発音が出来なくなってしまうのです。
従って、「m」で唇をつけておいてから「b」を発音できるようにするのです。
これが「menber」ではなく「member」となる理由です。
同じ理由で「コンピューター」が「computer」、「カボチャ」が「pumpkin」になっています。
他にもありそうですね。ぜひ探してみてください。
最後に「まつがく稲田教室ブログ」と発音してみましょう。「ま」は唇がつき、「な」は唇がつかず、「ブ」は唇がつきますね。
きょうの4コマです。
ポケモンってなんであんなに面白いのでしょうか…。