こんにちは!まつがく木戸教室の石田です。
新学年になり、新しい生活に胸躍らせている時期だと思います。
今年は木戸教室の生徒さんは全員、高校入試で第一志望に合格しました!
一人一人が頑張った証ですね。おめでとうございました。
例年、合格発表の日は普段より教室に早く入り、
生徒さんの報告を待つようにしているのですが、その時のお話です。
生徒さんの一人に小学4年生から通ってくれている男の子がいます。
彼には教室の先生全員に覚えてもらえる「ある特徴」があります。
それは、オレンジ色の物を必ず身に着けているということです。
私服であればオレンジ色の服やカバンにしていたり、
オレンジ色を取り入れられないような学生服などの場合は
靴でオレンジを表現するといった具合に徹底しています。
そんな彼も合格発表当日に教室に合格の報告に来てくれました。
そして、しばらく喜びを分かち合ったところで違和感に気づきました。
いつものオレンジがどこにも見当たらないのです。
不思議に思い、「今日は何でオレンジ入れてないの?」と尋ねると、
言葉数少なく、「周りのことを考えて…」と答えるではありませんか。
オレンジの持つ明るいイメージが合格しなかった子がいた時には酷だな、
あるいは自分が合格しなかったらオレンジは浮くな、
ということを考えあえてオレンジを外したそうです。
ちゃんとTPOをわきまえるようになったんですね。
小学4年生の頃から見ているといつまでもその印象が残ってしまいますが、
学力だけでなく、人間性もしっかりと成長しています。
そのことに驚かされました。