こんにちは。超個別指導塾まつがくです。
本日、公立高校入試の志願倍率が発表されました。
この記事では下越地区の各高校の志願倍率を確認するとともに、今年の傾向についてもお話していきます。
※※(2/25更新)最終倍率はこちら※※
〈最終倍率2022〉令和4年新潟県公立高校一般選抜:新潟地区【新潟県高校受験情報】
※県央地区の志願倍率はこちら※
〈高校受験2022〉志願倍率速報 新潟県公立高校:県央地区
目次
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【新潟県公立高校入学者選抜試験 志願倍率(2022/2/17時点)】
データはこちら⇨2022新潟下越地区 公立高校入試倍率
※高等学校入学者選抜に関する情報より抜粋
志願倍率の概要
今回高い倍率が出たのは市立万代高校英語理数科2.17倍でした。新潟南高校理数コース2.15倍が続いています。
この2校は普通科も市立万代高校1.37倍、新潟南高校1.37倍と高い数字が出ています。万代高校理数科は昨年の1.63倍から+0.54と大きく上がり、普通科は-0.08と若干下がっています。新潟南高校はほぼ例年通りと言えるでしょう。
次いで高倍率なのは新潟中央高校食物科1.91倍でした。昨年から+0.57と志願者が激増しています。
中央高校は普通科が1.11倍で、学究コースは1.06倍と昨年よりも志願者は少し減っていて、人気に偏りが見られます。
意外な数値が出たのは新潟高校普通科の0.97倍です。新潟高校で1倍を切ることはほとんど前例がありません。ただし理数科は1.81倍と例年通りの高倍率なので、実質倍率は低くありません。
全体としてやはり理数科は人気があり、枠が少なく、普通科を第二志望にできるので倍率は高くなります。
それが普通科の倍率に影響する、というお話は下で詳しく計算してみたいと思います。
普通科でもっとも倍率が高かったのは前述の新潟南高校と万代高校です。それに続くのが新潟江南高校で1.32倍ですが、こちらは昨年から-0.27と数値が下がって安定した印象です。
また、新潟商業高校は総合ビジネス科1.35倍、情報処理科0.85倍、国際教養科は0.87倍となりました。総合ビジネス科は例年通りの人気ですが、情報処理科は昨年-0.40。高校全体の志願者が大きく減少し、第二志望が選択できることから受験難易度は低くなっていると言えます。
他に志願倍率が下がった高校を見ていくと、新潟西高校が0.99倍と1倍を切っています。
新潟工業高校も建築コースの1.15倍以外は全てのコースで定員を大きく下回っていて、特に人気があった建築設備コースでは0.28倍と、昨年-0.77という数値になりました。
逆に志願倍率が大きく上がった高校を見ていくと、新潟東高校1.14倍、新津高校1.25倍、巻高校1.11倍、巻総合高校1.24倍と昨年まで倍率が1.00倍前後だった高校が数字を大きく上げました。
前年まで中央区・進学校に人気が集中しており、今年はその反動が一気に出たように見えます。全体では中堅~上位レベルの高校で人気が均一化し、偏りが少なくなった印象でした。
第二志望学科を選べる高校の倍率について
新潟高校のように、理数科があり第二志望で普通科を志願できる学校は倍率の見方に注意が必要です。
普通科を第一志望とした志願人数に加え、理数科で不合格になった人も普通科で合格する可能性があるからです。
それを加味すると、より実質的な倍率は次の式で計算できます。
倍率=(普通科志願者数+(理数科志願者数ー理数科募集人数))÷普通科募集人数
これを計算すると下のようになります。
新潟高校普通科 (273+(145ー80))÷280=1.21倍
新潟南高校普通科 (439+(86ー40))÷320=1.52倍
新潟中央高校普通科 (218+(85ー80))÷196=1.14倍
新潟市立万代高校普通科 (274+(87ー40))÷200=1.61倍
発表されている数字より高くなるので、志願している皆さんはより緊張感をもって勉強の最終仕上げに取り組みましょう。
おわりに
今回は新潟県公立高校入試倍率:下越地区を見てきました。
倍率を見ると不安に思う方も多いと思いますが、やはり勝負はこれまでの積み重ねが大きいと思います。
これまで自分がやってきたことを信じて最後まで戦い抜きましょう!
倍率を見て不安になった、志願変更を考えたいというまつがくの生徒、保護者の方がいればいつでも教室にご相談くださいね。
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